吉本芸人のギャラUPにつながった間寛平の「借金6000万円」

伝説のアメママンを披露した間寛平

お笑い芸人の間寛平(71)が30日、都内で「芸能生活50周年+1記念ツアー『いくつになってもあまえんぼう』」記者会見を行った。司会を次長課長の河本準一が務め、池乃めだかと中川家(剛、礼二)がゲスト出席し会見を盛り上げた。

会見では、芸能50周年を振り返るはずが、「アメマバッジ」を10万個作成するもダマされて6000万円の借金を背負った悲しい思い出を振り返るハメに。寛平は「(借金は)芸の肥しになると言われるけど嘘です。苦しいだけです」と苦笑いで明かした。

寛平にとっては「思い出したくない」過去だが、吉本芸人にとってはギャラアップに大きく貢献していたという。

寛平といえば、24時間テレビの初代チャリティーマラソン走者やアースマラソン4万1000キロを走破。マラソン芸人として知られるが、借金返済のために吉本とマラソンタイムによる〝ギャラ闘争〟を繰り広げた。

「吉本の上の方に『近江マラソンで3時間を切ったら、ギャラ倍にしてやる』って言われた。それで30キロを2時間26分で走って、劇場、テレビのギャラを倍にしんたや」(寛平)。

ただ、倍といっても「1000円が2000円になったぐらい」だったとか。その後、吉本から「暮れのホノルルマラソンで郷ひろみの3時間38分の記録を破ったらまたギャラ倍にしてやる」と言われ、寛平は「ダメだったら半分に下げる」と宣言したという。

「3時間13分で走って、ギャラまた倍にしたんや。ぼくがギャラ倍にしたから、会社的にも、『めだかちゃんらも上げてあげないとアカン』ってなって、みんなも上がった」とドヤ顔。めだかも「ホンマ、結構上がったよ」と感謝していた。

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