メッツ同僚がリンドーアの大型契約を後押し「4億ドルに相応しい」

今季終了後にFAとなるフランシスコ・リンドーアは、メッツとの契約延長の交渉期限をレギュラーシーズン開幕日(日本時間4月2日)に定めているが、その期限が迫っている。オーナーのスティーブ・コーエンは「リンドーアは素晴らしい選手であり、素晴らしい男だ。彼が(契約延長に)サインしてくれることを望む」とツイートし、リンドーアとの契約延長を熱望。12年3億8500万ドルを希望しているとみられるリンドーアだが、どのような決断を下すのだろうか。

メッツはリンドーアへの「最終オファー」として10年3億2500万ドルを提示したことが報じられており、双方の希望額には6000万ドルもの開きがあるということになる。メッツの球団史上最高額の契約は、2012年にデービッド・ライトが手にした総額1億3800万ドルの8年契約であり、リンドーアの契約延長が成立した場合、ライトを上回る球団史上最高額の契約となることは確実。ただし、現時点では契約交渉が合意に向けて前進している様子はない。

そんななか、リンドーアの同僚、ピート・アロンゾは「球団が(リンドーアに)4億ドルを支払うことを望む。彼はそれだけの価値がある」と発言し、リンドーアの大型契約を後押し。2019年の本塁打王&新人王はリンドーアがメジャー史上最高額の契約に相応しい選手であると考えているようだ(ドジャースのムーキー・ベッツが昨年7月に結んだ12年3億6500万ドルの契約が史上最高額)。

なお、メッツが契約延長を目指しているのはリンドーアだけではなく、チーム生え抜きの好打者、マイケル・コンフォートとの契約延長交渉も行っている。こちらも総額1億ドルを超える大型契約となることが予想されているが、コンフォートはリンドーアとは異なり、明確な交渉期限を設定していない。そのため、リンドーアの契約延長交渉が決着したあと、シーズン開幕後にも交渉が継続されるとみられている。

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