【生涯現役で働く高齢者】今も夢を追う総務部員、画家、写真家たちのプロ精神に学ぶ

まもなく今週4月1日から、改正高年齢者雇用安定法が施行され、70歳までの就業機会の確保が企業の努力義務になります。
70歳への定年延長も視野に入り、シニア世代の働き方は大きく変わっていきそうです。

そこで、生涯現役で働く高齢者として、いま社会で活躍されている著名な3名の方々の活動ぶりをまとめました(当サイトの記事を編集)。

今もプロとして夢を追う大先輩の姿に、多くのことを学ばされます。

【目次】
1.【総務部員】玉置泰子さん90歳、ギネスが世界最高齢総務部員に認定!
2.【画家】シニアにおすすめの本『パソコンで描く「絵」の描き方』、著者 堀内 辰男さん
3.【写真家】“自撮りおばあちゃん”西本喜美子さん、YouTubeでも人気!

1.【総務部員】玉置泰子さん90歳、ギネスが世界最高齢総務部員に認定!

ご自身のデスクでパソコンに向かう玉置泰子さん〈出所:KyodoNews〉

ギネスワールドレコーズは、ねじ専門商社・サンコーインダストリー(大阪市)に勤務する90歳の玉置 泰子さんを「世界最高齢総務部員」に認定しました。

認定式に臨んだ玉置さん(大阪市在住)はこう話しています。
「実は私には決められた定年がないんです。今年終わったらまた来年、という気持ちでがんばり続けたい」

エクセルを駆使し、経理や庶務で活躍

玉置さんは1956年、同社に入社して以来、総務部で経理や庶務を担当。現在もパソコンの表計算ソフト・エクセルなどを駆使して働いています。
スマートフォンでフェイスブックを閲覧するなど、ITも使いこなしているそうです。認定式ではギネスワールドレコーズから、こんな激励の言葉がありました。
「90歳になった今でも、文書の作成や障がい者雇用業務などを担っているそうですが、今後ともぜひ元気に業務に当たっていただきたい」

2.【画家】シニアにおすすめの本『パソコンで描く「絵」の描き方』、著者 堀内 辰男さん

出所:米国CNNの動画サイト「Great Big Story」

パソコンの表計算ソフトExcel(エクセル)を使って、浮世絵や日本画など緻密な絵画を描くパソコン画家、堀内辰男さん(79歳、群馬県館林市在住)。

そんな堀内さんが一昨年に出版した著書『パソコンで描く「絵」の描き方』が、最近も話題になっています。
コロナ禍で外出を控えるなか、「自宅のパソコンで絵画を始めてみたい」というシニア層が注目しているからです。

エクセルの描画テクニックを大公開!老後は絵を描いてみませんか

❑本書の見どころ
会社を定年退職後の60歳から、エクセルの図形描画機能やグラフ機能などを使い、試行錯誤して楽しみながら習得した“描画テクニック”を大公開!
本書で詳細に説明してくれます。

画材・描画ソフトなどは不要です。お手持ちのパソコンのエクセルだけでOK!
あなたも美しい絵画を描いてみませんか。

3.【写真家】“自撮りおばあちゃん”西本喜美子さん、YouTubeでも人気!

92歳の写真家、西本喜美子さん(熊本市在住)。
72歳で写真を習い始め、ゴミ袋に入った姿を“自撮り”するなど個性豊かな作品が広く知られ、「自撮りおばあちゃん」の愛称で人気を集めています。

そんな西本さんが出演したNHKのテレビ番組広報動画(YouTube)が、SNSでたびたび拡散していますのでご紹介します。

自撮り写真で 老いを笑いに【NHK HUMAN】

思わずギョッとする自撮り写真の数々。
SNSで話題を呼んでいる西本喜美子さん。

ユニークかつ、老いを笑いに変えるしなやかな視点で、心動かされたものにレンズを向けます。

ぜひ動画をご覧ください。
西本さんのチャーミングな笑顔が心に残ります。

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