【なでしこジャパン】高倉監督が五輪メンバー選考に「絶対の選手はいない」

オンライン会見に応じた高倉監督

なでしこジャパンの高倉麻子監督(52)が最後まで悩み抜く。

鹿児島合宿最終日の31日にオンライン会見に応じ「多くの方々にご協力いただいて素晴らしいキャンプを行うことができたことに感謝の気持ちを伝えたい。1年ちょっとぶりの公式戦に向けて、なでしこのパワーを持って向かっていきたい」と語り「選手もさまざまな課題に取り組んでくれた。少しメンバーが変わった中で新しい選手の底上げを感じた。物おじせず伸び伸びと自分を表現して、チームコンセプトへののみ込みも早く、いいトライをしてくれた」と17日からスタートした2週間の合宿に手応えを見せた。

約1年1か月ぶりの公式戦となる国際親善試合パラグアイ戦(4月8日、仙台)、パナマ戦(同11日、国立)に臨むメンバーが4月1日に発表される。国際Aマッチデーのため、海外組の招集は可能だが「海外に行っているから選ぶということはない。今までの実績、プレーを見極め、また今回の合宿に呼んだメンバーも含めて五輪に向かう中で計算でき得るメンツを揃えていきたい」という。

その上で本大会に向けても「五輪枠の18人に、絶対の選手はいないし、私自身は悩む覚悟でみんなのいいプレーを楽しみに見たい」と東京五輪への選手選考は最後まで熟考を重ねる覚悟だ。

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