ドラマ「お茶にごす。」鈴木伸之と瀬戸利樹が甘酸っぱすぎる恋愛話を明かす! 鈴木「ずっと好きだった子になかなか思いを言い出せなくて…」 瀬戸「『絶対に手をつないでやる!!』と意気込んでいました(笑)」

鈴木伸之さん演じる高校生の船橋雅矢が、 “悪魔(デビル)まークン”と呼ばれるほどの最強の不良にも関わらず、平穏な日々を手に入れるべく茶道部に入部し奮闘するドラマ「お茶にごす。」。原作は、「今日から俺は!!」で有名な西森博之氏の同名漫画で、青春学園物語をベースに、ヤンキー&コメディー要素も詰まった人気作品です。本作はテレビ東京で今年放送される予定ですが、先行してAmazon Prime Video で全12話が配信されており、一足先に楽しむこともできます。

今回は、主演の鈴木伸之さんと、鈴木さん演じる船橋の親友で良き理解者・山田航を演じる瀬戸利樹さんを直撃取材! 和やかな雰囲気の中、共演しての感想や演じる上で意識した部分、また、自身の直したい癖や学生時代の甘酸っぱい恋愛エピソードを明かしてくれました。

――本作で共演した印象はいかがでしたか?

鈴木 「利樹が19歳の時に、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』で初めて共演させてもらって、その時からずっと仲良くさせてもらっています。一緒にご飯に行ったりもしていたので、本作での再共演に『また一緒だね!』とびっくりしつつ(笑)。撮影初日は、学校の渡り廊下でのシーンだったのですが、利樹は初日から“山田”でしたね。おバカなことをたくさん言うまークンを常に正してくれる存在なんですよね。この2人は、2人で一つなんだなというのを撮影中も強く感じていたので、利樹には本当に感謝しています!」

瀬戸 「のぶくん(鈴木伸之)とは、『ストレイヤーズ・クロニクル』で共演させていただいた時にライバル役を演じたのですが、デビューしたての新人の僕にいろいろと気を使っていただきすごく優しくしてくださって。本作でも撮影中は、自分のことより周りのことを第一に気遣ってくれていました。女性のキャスト陣への気配りも素晴らしくて…大きな背中がさらに大きく見えましたね。また、のぶくんがまークン役を演じるということで、本読みの時点から『これは絶対面白くなるな』と感じていたので、撮影に入って隣でお芝居をさせていただけて、本当にうれしかったです」

――癖が強くて個性的な船橋雅矢と、常識人の山田航ですが、それぞれ原作を読んでどのように演じたいと感じましたか?

鈴木 「まークン自身が人間的に大きく成長していくという物語を、ドラマの中でも生かせたら良いなと強く感じました。だから、それを念頭に置いて撮影させていただいていたのを覚えています」

瀬戸 「僕は、漫画を読ませていただいて、こんなにきれいな世界線のヤンキー漫画は他にないんじゃないかなと感じました。また、変にコミカルさを欲しがらず自然に演じたいということと、まークンの一番の理解者としての山田役を全うしたいという気持ちで演じさせていただきました。あとは、原作の情報を入れた状態で台本を読んではいても、自分の中で未知なシーンが結構あったので、そこを撮影現場で監督と擦り合わせられたのは良かったなと思います」

――まークンはヤンキーで目つきの悪さが印象的ですが、鈴木さんが実際に演じられてみて大変だった部分などありましたか?

鈴木 「原作での表情を見ながら、まークンの顔をどうやって作ればいいんだろうなと撮影現場で考えました。メークのスタッフの方や監督と話し合いながら、アイラインを入れたり、目の下にクマを入れたりして試行錯誤しましたね。演技の方は、日常的にこんな目つきの人はいないくらいの大げさなお芝居になってしまったかもしれないんですが、それくらい眼光鋭くやらせていただきました(笑)」

――常ににらんでいるような顔つきですよね。

鈴木 「近寄りがたいような人物をイメージして作り上げたので。猫背にしてみたり、危ない雰囲気を漂わせたりしながら、いろんなことに挑戦してみました」

――瀬戸さん演じる山田は、爽やかなイケメンで、まークンのことを心配している役柄ですが、演じられてみていかがでしたか?

瀬戸 「原作のセリフの軽さを残しつつ、伝えたいことがある時はしっかり伝える人物に見えるように意識して演じていました。周りのキャストの皆さんが楽しげなお芝居をしていたので、それがうらやましいなと思ったりもしたんですけど(笑)。グッとこらえて、自分の役割を全うできたかなと思っています」

――ドラマでは、まークンが暴力を卒業し平穏な日々を手に入れるべく奮闘しますが、お二人がご自身の性格や癖などで直したい部分はありますか?

鈴木 「暴飲暴食をしてしまうところを直したいなと。最近は家に居る時間も長いので、食べてしまうんですよね。太っちゃうので、食べるのはなるべく控えたいなと思っています。例えば、コンビニでもポテトチップスの350gというような、ビッグパックを売っているじゃないですか?」

瀬戸 「(爆笑)」

鈴木 「あれを買って開けると、1人で全部食べちゃうんですよ。だから、なるべくコンビニで並んでいる場所には行かないようにしています」

――そもそもの対策ですね(笑)。瀬戸さんはいかがですか?

瀬戸 「僕は…駄々をこねないようにしたい!! 『やだ』とか『え~』とか、言葉に出さないようにしたいです」

――だいぶかわいい癖ですね!?

瀬戸 「いや~、かわいくないんですよ。(周りを見渡して)ほら、マネジャーさんとかみんなうなずいてます(笑)。結構口に出てしまうので、相手の気持ちを考えて、グッとこらえられるようになりたいなとは…思っています…(笑)」

――それぞれおちゃめなところを明かしていただいてありがとうございました(笑)。作中では、まークンの恋愛模様も見どころになってくるかと思いますが、ご自身の学生時代を振り返ってみて、甘酸っぱい恋愛エピソードがあれば教えていただきたいです!

瀬戸 「僕は、まぁ、月並みな恋愛をしてきまして…皆さまにお話できるようなことは残念ながらないのですが…(笑)」

鈴木 「(笑)。僕は、中学生の時に初めて付き合った子がいて。自分の家から近いマンションに住んでいた子だったので、夜に近くの公園で待ち合わせしてよく話したりしていましたね」

――良いですね~!(笑)。付き合われた期間は長かったのでしょうか?

鈴木 「いや、半年くらいだった気がします。でも、僕は小学生の頃からずっとその子のことが好きだったんですよ。やっと中学2年の時に付き合えたんですけど、それまでは何も言えなかったんです。恥ずかしいのと、俺とは付き合ってくれないだろうなという感じもあって、なかなか言い出せなかったのを覚えていますね」

――どういうきっかけで気持ちを伝えられたのですか?

鈴木 「ある時、男友達との間で、ゲームに負けたら誰かに告白するということになって。たまたま負けて、自分が告白することになったんですけど、『誰にするか?』となるじゃないですか? で、いろんな女の子の名前が出てきたんですけど、僕は告白するならその子にしたかったので、周りの友達からその子が候補に出るまではずっと『いやぁ~』って…。それで、その子の名前が出た時に『まぁ、負けたから仕方ないか』と言いながら、やっと告白の決意をするという(笑)」

瀬戸 「(爆笑)」

鈴木 「人任せにして申し訳ない部分もあったんですけど、それで実際に告白させてもらったら、思いのほか、OKをいただけて!」

瀬戸 「おぉ~!!」

鈴木 「それが、一番最初に付き合った子でしたね」

――好きな人の名前が出た瞬間は、「やっと出た!!」という感じだったのでしょうか?

鈴木 「きたー!! ってなりましたね(笑)」

――(笑)。瀬戸さんの恋愛エピソードはいかがですか?

瀬戸 「初めてお付き合いをしたのが中学3年生の頃で、一緒に夏祭りに行ったんですけど、『絶対に手をつないでやる!!』と意気込んでいたんです(笑)。でも、実際は恥ずかしくて何もできなくて…そのまま帰ったという思い出があります(笑)。で、その1週間後くらいに、部活の練習後に帰宅して携帯電話を見たら、『別れよう』とメールが入っていて、別れました」

――えっ!! そのメールを受けて、瀬戸さんはどんな反応をされたんですか?

瀬戸 「その時は、『なんで!?』と引き留めるのがダサいと思っていたので、『分かった』と二つ返事で受け入れました」

鈴木 「あぁ~…」

瀬戸 「だから、別れの理由は分からないんです」

鈴木 「中学生の時って、目も合わせられないよね。なんなんだろうね!? あの感じ」

瀬戸 「本当に! 口だけは一丁前で」

鈴木 「ね! 手をつなぐのもめちゃくちゃ勇気いるもん。友達にも冷やかされるし」

瀬戸 「本当にそれなんですよ!!」

鈴木 「でも、意外と女子の方が堂々としている感じあるよね! って、2人で盛り上がりすぎちゃってすいません(笑)」

瀬戸 「(笑)」

【プロフィール】

鈴木伸之(すずき のぶゆき)
1992年10月14日生まれ。神奈川県出身。天秤座。AB型。主な出演作に、映画「HiGH&LOW」シリーズ、映画「東京喰種 トーキョーグール」「PRINCE OF LEGEND」「ストレイヤーズ・クロニクル」、ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)、「今日から俺は!!」「私たちはどうかしている」(ともに日本テレビ系)、「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」(MBS系)など。現在、映画「ブレイブ ‐群青戦記‐」が公開中。また、映画「東京リベンジャーズ」が7月9日に公開予定。


瀬戸利樹(せと としき)
1995年10月7日生まれ。千葉県出身。天秤座。B型。主な出演作に、映画「ストレイヤーズ・クロニクル」、ドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」「偽装不倫」(ともに日本テレビ系)など。現在、ドラマ「主夫メゾン」(TELASA)、「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 ザ・ドラマ」(Paravi)が配信中。また、ドラマParavi「理想のオトコ」(テレビ東京ほか)が4月7日よりスタートするほか、映画「老後の資金がありません」が今年公開予定。

【番組情報】

ドラマ「お茶にごす。」
テレビ東京にて2021年放送予定
Amazon Prime Video にて全 12 話一挙配信中

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当) 撮影/蓮尾美智子

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