フィギュアスケートで全日本選手権2連覇中のエース、紀平梨花(18=トヨタ自動車)が31日、高校の卒業式にオンラインで参加した。
競技と学業の両立を目指し、ネットと通信制を活用しているN高等学校(N高)に進学。2019、20年に全日本選手権、4大陸選手権を連覇するなどし、輝かしい成果を残した生徒の一人として特別表彰を受けた。
7位に終わった世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)から前日30日に帰国。感染対策で現在隔離期間中ということで、宿泊しているホテルから「このような素晴らしい表彰を本当にうれしく思っています。N高では通信のお陰で勉強とスケートを両立することができていい3年間でした」と笑顔でメッセージを送った。
最後には「これからもフィギュアでオリンピックに参加できるよう、ずっと頑張っていきたいです。先生方にたくさん助けていただいて感謝しております。ありがとうございました」と来年の北京五輪に向けての意気込みを語った。
また会場にはAR技術を駆使したバーチャル桜が設置。場内に生徒からのコメントが常時流され、その数によって花が開くようになっていたが、式の最後には満開状態に。紀平ら4337名の卒業生の門出を祝った。