Koki,炎上CMの写真家が慌てて削除したインスタ投稿「インスパイアされた」

火の粉が飛んできたKoki,

元SMAPの木村拓哉(48)、歌手の工藤静香(50)夫妻の次女でモデルのKoki,(18)が出演したイタリアの高級ブランド「ヴァレンティノ」のウェブCMが「日本を侮辱している!」と炎上している問題で、〝元ネタ〟が故寺山修司監督の映画「草迷宮」(1983年)の可能性が浮上している。

今回問題となっているのは、Koki,が着物の帯をヒールで踏むなどしているシーン。写真家フィッシュ・チャンが手掛けたとみられ、チャンのインスタグラムには、たしかに「寺山修司『草迷宮』にインスパイアされた」との記述があるのだ(現在は削除)。

ファッション関係者の話。

「中国深セン市出身のチャンは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、2014年に来日しました。それ以来、日本を拠点に写真家としてワールドワイドに活動しています。アジアをテーマにしているので、寺山作品をヒントにすることは十分ありえること」

「草迷宮」は、死んた母親が口ずさんでいた手毬唄を探して少年が旅をする描くストーリー。この少年を演じたのが俳優の三上博史で、実はデビュー作にあたる。

「同作には、三上が砂浜に敷かれた反物のようなものの上を駆けていくシーンがあります。チャンがインスパイアされたのは、ここなのかもしれません。ただ、そのとき少年は裸足で、物語の前後の文脈と、Koki,のCMとではだいぶ印象が変わりますが…」(映画関係者)

真相は定かではないが、いずれにしてもKokI,はチャンをはじめスタッフの指示に応じただけなのは間違いない。思わぬとばっちりには同情するばかりだ。

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