大日本プロレスの“性豪”こと岡林裕二(38)が、タッグ2冠へあふれ出す欲望をぶちまけた。
4月11日に行われるDDTの東京・後楽園ホール大会で、HARASHIMAと組み坂口征夫、樋口和貞の持つKO―Dタッグ王座に挑戦する。昨年大みそかの「シャッフルトーナメント」で初めて組んで優勝したHARASHIMAとのコンビについて「不思議に息が合う。絶対に勝って、ベルトを取りますよ」と力をこめた。
岡林には目標がある。6月6日にDDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体が集う「サイバーファイトフェスティバル2021」がさいたまスーパーアリーナ(SA)で開催されるが「ベルトを取って防衛し続ければ、そこに出られるかもしれない。いや、出たい」と言うのだ。「他団体に出てるけど、自分は“殴りこんでる”っていうイメージではないんです。大日本代表として、大日本を知ってもらうために出て行っている。ならば、いろんな団体のファンの方が集まるさいたまSA大会はぜひ出たい。大日本を広める最高のチャンスですから」
さらに31日の大日本・後楽園ホール大会では入江茂弘と組んでタッグ戦に出場し、BJW認定タッグ王者の野村卓矢と激しい攻防の末、アルゼンチン式背骨折りで捕獲して鬼の形相でギブアップを奪うことに成功した。試合後は「タッグのベルトを取りに行く! ピッサリ集中! 何事も集中力!」と、野村が阿部史典と持つBJW認定タッグ王座への挑戦も表明した。さらに「足元を固めるという意味でも大日本のベルトも欲しい」とピッサリ。さらに「最近若手の成長がすさまじいし、意欲的というか。今回の一騎当千から神谷(英慶)と兵頭(彰)がデスマッチに初挑戦したり。そういうのに負けていられない、何とかしなきゃという思いはありますよ」と団体内で存在感を失わないためにもベルトが必要だと全身を紅潮させながら力説した。
ちなみに最近は2歳になった長女のために買った積み木セットに自分が夢中になっている。「この間は3時間、やってて気付いたらデカい工場ができてました。最初はお城を作るつもりだったんですけど、途中で変えて、気付いたら『あ、これ、お城や』って。積み木は集中力が養われますよ」と頭部を指さした。
積み木による知育で高めた集中力で、タッグ2冠へ突っ走るつもりだ。