“大乱調”巨人・井納が二軍降格 宮本コーチが明言 代役候補に畠、平内

降板しベンチで悔しがる巨人・井納

無念の二軍降格だ。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が31日の中日戦(バンテリン)後、この日先発し2回途中4失点KOとなった井納の登録抹消を明言した。

移籍後初登板初先発となった井納は、初回から中日打線につかまり1回0/3を投げて4失点と大炎上。プロ最短KOとなった右腕について宮本コーチは「彼の実績から言って、5戦目ということでね、任せたつもりだったんだけど。ちょっとケガもあったりして、野球だけには集中できなかったのかなあということで。ファームに落とします」と、二軍降格を明らかにした。

代役候補としては、この日行われたイースタン・リーグのDeNA戦(平塚)で15奪三振の完封勝利を挙げた畠や、前日の同・DeNA戦で5回2/3を投げて無失点と好投したドラフト1位・平内をリストアップ。「呼ぶ投手は今、考えます」としながらも「来週、今度、甲子園ですもんね。平内もいるし、畠もいる。(畠は)きょう素晴らしい投球をしてくれたんでね、そのあたりになるかと思うんですけど」と、アピールに成功した両投手の名前を挙げた。

思わぬ誤算で即二軍行きが決まった新戦力だが、若手投手陣の奮闘により、バックアップ体制は万全なようだ。

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