阪神ドラ2・伊藤将 プロ初先発で粘りの投球も悔やまれる1球

プロ初先発で粘投した伊藤将だったが…

プロ初先発はほろ苦い結果に終わった。

ドラフト2位ルーキー・伊藤将司投手(24)が31日の広島戦で5回2失点と粘りの投球を披露した。赤ヘル打線に5回まで8安打を浴びながらも的を絞らせない投球が光り「落ち着いて投げれていたし、粘りという持ち味も出せていたしね。内容的には『らしい』ピッチングだった」と矢野監督も合格点を与えた。

とはいえ、降板後の左腕も「1番の反省点はそこ」と悔やんだのが1点リードの4回裏に二死二塁から投手の床田に適時二塁打を喫し、同点に追いつかれた場面。5回までのリードを維持できていれば、プロ初勝利の権利も見えてきそうだった中盤の踏ん張りどころだったが、高めに甘く入った直球は初球で若干、安易に投げてしまった感があった。

それだけに「投手でもしっかり低めに投げることを意識していきたい」。1球の重みは今後の教訓になりそうだ。

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