看護師国家試験 中国人実習生2人が合格 氷見の老健施設 関係者が祝福

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長谷川施設長(左)からグータッチの祝福を受ける胡さん(中央)と張さん

 氷見市鞍川の老人保健施設「アルカディア氷見」が受け入れている中国人介護技能実習生2人が日本の看護師国家試験に合格し、施設関係者の祝福を受けた。

 2人は江蘇省出身の張芸※(チョウゲイセン)さん(25)と湖北省出身の胡瑶(コヨウ)さん(26)。江蘇省の南通大看護学部を卒業し、中国の看護師資格を取得した。日本の進んだ介護ノウハウを学ぼうと2018年11月に来日。アルカディア氷見で19年1月から実習を始めた。認知症のお年寄りに対応するため氷見弁を駆使し、すっかり周囲に解け込んだ。

 日本の看護師試験挑戦を思い立ったのは、張さんが昨年9月、胡さんが今年1月に、受験の前提となる日本語能力検定の最高レベル「N1」に合格したのがきっかけだった。

 2人は仕事を終えて宿舎に帰ると毎日4、5時間の猛勉強を続けた。中国の試験と内容が違う上、薬の名前にカタカナが多く、苦労したという。今年2月に受験し、3月26日に合格の朗報を受けた。

 長谷川健施設長(71)は「一生懸命勉強し、めきめきと力を付けた。一般職員の模範」とたたえる。

 2人は11月に3年間の実習を終え、帰国する。「合格はとてもうれしい。再び日本に戻って看護師の現場を学びたい気持ちもあるが、両親と相談してよく考えたい」と声をそろえた。

※センは草かんむりに全