今季達成されそうな記録 カブレラは3000安打・500本塁打に挑む

メジャーリーグ公式サイトでは今季中に達成されそうなマイルストーンを紹介している。昨季はアルバート・プーホルス(エンゼルス)が通算本塁打数でウィリー・メイズを抜き、歴代5位に浮上。マイク・トラウト(エンゼルス)は通算300本塁打を達成し、球団記録を更新した。今季もミゲル・カブレラ(タイガース)の通算3000安打と500本塁打を筆頭に、数々のマイルストーンの達成が予想されている。

カブレラは昨季までに通算2866安打と487本塁打を記録。マイルストーンの達成まで残り134安打と13本塁打に迫っている。通算500本塁打を達成している27人のうち、カブレラの通算打率(.313)を上回っているのはテッド・ウィリアムス、ベーブ・ルース、ジミー・フォックスの3人だけ。カブレラはこの3人に続く4位、あるいはマニー・ラミレス(.312)を下回って5位にランクインする可能性がある。また、通算3000安打と500安打の両方を達成したのは過去にハンク・アーロン、アレックス・ロドリゲス、プーホルス、メイズ、ラファエル・パルメイロ、エディ・マレーの6人だけである。

プーホルスは昨季までに通算3236安打を記録。今季84安打を積み上げれば、ポール・モリター(3319安打)を抜いて歴代9位に浮上する。また、通算塁打と通算長打では歴代3位に浮上する可能性がある。

マックス・シャーザー(ナショナルズ)は昨季までに通算2784奪三振を記録。あと216で史上19人目の通算3000奪三振を達成する。一方、クレイトン・カーショウ(ドジャース)は昨季までに2526奪三振を記録。3000の大台までにはもう少し時間が掛かりそうだが、今季中にドン・サットン(2696奪三振)の球団記録を更新する可能性が高い。

ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は昨季までに捕手として1989試合に出場。これは歴代6位の大記録である。あと37試合で歴代5位、あと68試合で歴代4位に浮上。現役引退までにどこまで数字を伸ばすだろうか。また、ジョーイ・ボットー(レッズ)は通算300本塁打と1000打点の達成まで残り5本塁打と34打点に迫っており、今季中の達成はほぼ確実だ。

アロルディス・チャップマン(ヤンキース)は昨季までに通算276セーブを記録。これはクレイグ・キンブレル(カブス・348セーブ)とケンリー・ジャンセン(ドジャース・312セーブ)に次ぐ現役3位の数字であり、今季中に300の大台に到達するだろう。そして、ジョン・レスター(ナショナルズ)は通算200勝の大台まで残り7勝に迫っている。2008年から2019年まで12年連続で9勝以上(2ケタ勝利11度)を挙げており、大台到達は確実と言えそうだ。

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