他県の人が福岡に来て刺身などを食べようとしたときに醤油の甘さに驚いたという声をよく耳にしますが、福岡(九州)の醤油が甘い理由は、長崎の出島が関係しているという説があります。
江戸時代、長崎の出島には様々な輸入品が入ってきていました。
その中には、当時貴重だった砂糖もありました。
砂糖は長崎街道を通って江戸に運ばれましたが、長崎街道は別名「シュガーロード」とも言われ、街道沿いで甘味の名産品が数多く生まれました。
そういったなかで、自然に醤油にも砂糖をブレンドしたものが誕生していき、甘い醤油が定着していったと言われています。
ただ、福岡の人でも料理によっては甘い醤油としょっぱい醤油を使い分けたいという人もいるので、醤油が二種類置かれている店もよく見かけます。
福岡空港は市街地に近い便利な空港としても知られています。
博多までは約5分、天神までは約10分で、ここまでアクセスの良い空港はなかなか珍しいのではないかと思います。
そのため、飛行機は市街地にかなり近い場所を飛ぶことになります。
着陸の際に窓から外を見ていると、すぐ真下にビルやマンションがあり、本当にこの先に空港があるのか不安になってくるほどです。
空港近くに市街地があるため、ビルの高さ制限も設けられており、人口160万都市としては、やけにビルが低い街並みになっています。
しかし、現在、天神地域は再開発が行われており、ビルの高さ制限について、一部規制が緩和されているのだそうです。
再開発が完了する予定の2024年頃には少し違った街並みに発展しているかもしれません。
福岡の暮らしで特徴的なのが深夜のゴミ回収です。
ゴミは朝出して朝回収されるのが一般的ですが、福岡市では夜出して深夜に回収されています。
そのため、深夜2時ぐらいに、どこからともなくゴミ回収車の音が聞こえてくることがあります。
福岡市役所環境局のサイトによると、明治から昭和初期、ゴミは農家の肥料や家畜のエサとして利用されていたため、農業に従事する人などが兼業として回収作業を行なっていたのだそうです。
そのため、本業である農作業が開始する前の早朝(といってもおそらくかなり早い朝)に回収されていたといいます。
これが、深夜回収のルーツとなっているのだそうです。
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なにかと独特な文化が根付いている福岡ですが、福岡県内でも地域によって微妙に文化や風土が違ったりして面白いです。
福岡県内における違いについてもまたいつか紹介してみたいと思います。
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<参照サイト>
九州の醤油が甘いのはなぜ? 地元の専門家に聞く「3つの要因」 | # FUKUOKA
九州の醤油が甘い理由 | 職人醤油
夜間収集の歴史 | 福岡市役所環境局