西島秀俊主演のグルメミステリー「シェフは名探偵」に濱田岳、神尾佑、石井杏奈が出演

テレビ東京系で6月から放送される、西島秀俊主演のドラマプレミア23「シェフは名探偵」(日時未定)の主要キャストが発表され、濱田岳、神尾佑、石井杏奈が出演することが分かった。

同作は、近藤史恵氏の人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」を原作としたグルメミステリードラマで、フレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」のシェフ・三舟忍(西島)が、卓越した料理の腕で客を癒やしつつ、ずば抜けた記憶力と人並外れた洞察力で、訪れた客たちが巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解決していく。

濱田はドラマの語り部でもあり、「ビストロ・パ・マル」で一番新人のギャルソン・高築智行を演じる。自身の役柄について濱田は「人よりも記憶力が良くてギャルソンもそつなくこなせるし、回が進むごとにお客さまにも感情移入してしまうなどピュアで、裏表なく人に接するところが三舟シェフに見初められたのかなと思います」と分析。

また、「フランス料理を使って謎解きをしていくのは一読者としても楽しかったです。西島さんが三舟シェフをどう演じられるのだろう、何度もご一緒させていただいている木村ひさし監督の演出でどう味付けされていくのだろうと、すごくワクワクしながら台本を読ませていただきました。セットも本当に奇麗だったので、現場に来てあらためてテンションが上がりました(笑)。殺人が起こったりするなど、ハードな謎解きではないので、お仕事終わりの疲れた皆さまにもゆっくり楽しんでいただけるようなドラマになっていると思います。夜遅い時間においしそうな料理がたくさん出てきます。おなかがすいてしまうようなドラマになっていると思いますので、心して楽しんでいただけたらうれしいです!」と“飯テロ”要素もあることを含めて、アピールしている。

神尾が演じるのは、三舟を慕い高級ホテルのメインダイニングから「ビストロ・パ・マル」へとやって来たスーシェフ(副料理長)の志村洋二。神尾は「ワンシチュエーションのドラマというのは演劇的でわりと好きです。セットも本物のビストロのようで、厨房も使えますし、本当にビストロに勤めている感じでした。それがドラマの世界観を作っていると思います」と独特の世界観について言及。

さらに「志村という役は言葉はぶっきらぼうで曲がったことが大嫌い、そのくせ意外とナイーブでそして恐妻家(笑)。何より三船シェフを敬愛している熱い男です。台本を読んだ時は微妙な立ち位置だなぁと思いましたが、西島さんがふんわりとしたたたずまいでいてくださるので、周りは伸び伸びと演技ができるんですね。西島さんの大きな器と4人の絶妙なバランスですくすくと育てていただきました。そのおかげでまるで家族のような空気感が出ていると思います」と手応えを明かす。

ワイン好きが高じて「ビストロ・パ・マル」のソムリエになった元会社員・金子ゆきに扮(ふん)する石井は、主演の西島についての印象を「気遣いと優しさであふれていて、毎朝コーヒーを淹れてくださったり、同じ目線で話をしてくださったり、本当にすてきな方でした。現場を引き締め、和ませ、かっこいい座長の背中をさまざまな場面で拝見し、勉強させていただきました」とコメント。

そして「ゆきという役は自分にとって新境地となる役柄で、ツッコミやボケやものまね…未熟ながら、全力で取り組みました。何度も、笑い過ぎて涙が出ました。そして、西島さん、濱田さん、神尾さんととても優しく楽しい大好きな御三方と大切な時間を過ごし、毎日が刺激的で濃い時間でした。ぜひ楽しみにしていてください! 私もとても楽しみです」とこれまでに演じてこなかった役に挑戦したことを報告し、作品の出来上がりに期待を寄せた。

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