【なでしこジャパン】高倉監督 ストライカー・宝田をDFにコンバート「どの選手も攻撃、守備の力がいる」

高倉麻子監督

なでしこジャパンの高倉麻子監督(52)が、イレブンに〝ポリバレント性〟を求めている。

国際親善試合パラグアイ戦(8日、ユアスタ)、同パナマ戦(11日、国立)に臨む女子日本代表メンバー25人が1日に発表され、指揮官はオンライン会見に臨んだ。その中で、ストライカーとして活躍してきた宝田沙織(21=スピリット)をDF登録とした意図を「前回(昨年10月)の国内合宿ではセンターバックをトライし、彼女自身も前向きやっていた。ディフェンスベースで考えつつ、つなぎや攻撃的なパスなどFWとして培った能力も期待できる。その期待を込めてDFにした」と説明した。

その上で「どのプレーヤーも攻撃、守備の力がいる。私自身はポジションをつけなくてもいいと考えているほど。グラウンドで起きることに対して、何をしなければならないかに対応することは、みんなに要求している」と強調。東京五輪の18人枠に残るには、1つのポジションではなく複数をこなせる能力も重要だ。

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