俳優の石田純一(67)が〝芸能界のタブー〟とされるタレントの独立について斬りこんだ。
3月31日、自身のユーチューブチャンネル「じゅんちゃんねる」を公開。その中でタレントの独立が相次いでいる状況に「統制が取れなくなってきているという印象。タレント側は自由度が上がっているので悪い話ではない」と持論を展開した。
石田の見解によると、独立が増えている原因は2つ。一つは「大手事務所を作ってきた〝ドン〟と呼ばれる方の年齢が高くなってきて統制が崩れてきている」こと、そしてもう一つは「ツールとしてSNS、ユーチューブという新しいやり方が芸能界の掟を変えてきている」ことだとし、この両方が一度に来ていると指摘した。
「昔の芸能界の掟だったら、事務所が一生懸命探して、お金をかけて育てて、ようやく売れたのに辞めることになったら、数年はテレビに出られないし、出させない。事務所が強く言わなくても局が忖度した」と明かした。
実際、石田がある作品の主演を務めたとき、弟役のキャスティングで某テレビ局から「だれがいいか」相談を受けたことがあった。そこである俳優の名前を挙げたところ「独立されたのでダメ」と却下されたという。
石田は動画の中でその名前を明かしているが、〝ピー音〟とともに、口元には「超大物俳優」のスタンプが…。「最近、めちゃくちゃ売れて復活した」というから、気になるところだ。
最後にテレビの未来について石田は「影響力は続くと思うが、見る側の思考やライフスタイルが変わってきているから、今までのように独占的じゃなくなる」とし、「独立したタレントさんの選択肢が増えるのは良い。(自身も始めたユーチューブなど)このフィールドは楽しみ」と笑顔だった。