メジャーリーグの2021年シーズンがいよいよ開幕する。日本時間4月2日、午前2時5分プレーボールのブルージェイズ対ヤンキース(ヤンキー・スタジアム)を皮切りに、全30球団が一斉に開幕を迎える。メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは、開幕戦15試合のマッチアップを1位から15位までランク付け。1位にはサイ・ヤング賞2度のジェイコブ・デグロムと同3度のマックス・シャーザーが激突するメッツ対ナショナルズが選出された。
メッツ対ナショナルズの試合は、サイ・ヤング賞合計5度という好投手対決であるだけでなく、10年3億4100万ドルの契約延長に合意したフランシスコ・リンドーアのメッツ・デビュー戦でもある。また、2019年にワールドシリーズを制したナショナルズが球団史上初のワールドシリーズ制覇後、初めて本拠地ナショナルズ・パークのファンの前でプレーする試合でもある。1位に選ばれたのも納得だ。
2位はホワイトソックス対エンゼルス。レイッチは注目ポイントとして10年ぶりの現場復帰を果たしたホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督の采配を挙げている。ラルーサが最後にカージナルスで指揮を執った2011年にエンゼルスが誇るスーパースター、マイク・トラウトがデビュー。また、2011年にワールドシリーズを制したカージナルスの主砲は、今季がエンゼルスとの契約最終年となるアルバート・プーホルスだった。
3位にはブルージェイズ対ヤンキースがランクイン。今オフ、ジョージ・スプリンガーやマーカス・セミエンを獲得して戦力を大きくアップさせたブルージェイズがヤンキースとの同地区対決に臨む。ただし、スプリンガーは脇腹を痛めており、故障者リストに登録される予定となっている。
前田健太が先発するツインズ対ブリュワーズの試合は5位。昨季の大不振からの復活を目指すクリスチャン・イェリッチを前田が封じ込めることができるか注目だ。また、ダルビッシュ有が先発するダイヤモンドバックス対パドレスの試合は8位。新天地デビュー戦となるダルビッシュはかつての好左腕、マディソン・バムガーナーとの投げ合いに臨む。
1位から15位までのランキングと各球団の開幕投手は以下の通り(対戦カードの後者がホーム)。
1位
メッツ(ジェイコブ・デグロム)
対ナショナルズ(マックス・シャーザー)
2位
ホワイトソックス(ルーカス・ジオリト)
対エンゼルス(ディラン・バンディ)
3位
ブルージェイズ(柳賢振)
対ヤンキース(ゲリット・コール)
4位
アストロズ(ザック・グレインキー)
対アスレチックス(クリス・バシット)
5位
ツインズ(前田健太)
対ブリュワーズ(ブランドン・ウッドラフ)
6位
ブレーブス(マックス・フリード)
対フィリーズ(アーロン・ノラ)
7位
ドジャース(クレイトン・カーショウ)
対ロッキーズ(ヘルマン・マルケス)
8位
ダイヤモンドバックス(マディソン・バムガーナー)
対パドレス(ダルビッシュ有)
9位
カージナルス(ジャック・フラハティ)
対レッズ(ルイス・カスティーヨ)
10位
オリオールズ(ジョン・ミーンズ)
対レッドソックス(ネイサン・イバルディ)
11位
パイレーツ(チャド・クール)
対カブス(カイル・ヘンドリックス)
12位
レイズ(タイラー・グラスナウ)
対マーリンズ(サンディ・アルカンタラ)
13位
インディアンス(シェーン・ビーバー)
対タイガース(マシュー・ボイド)
14位
ジャイアンツ(ケビン・ゴーズマン)
対マリナーズ(マルコ・ゴンザレス)
15位
レンジャーズ(カイル・ギブソン)
対ロイヤルズ(ブラッド・ケラー)