ヤクルト・ドラ2山野に“プロの洗礼” 初先発で2回途中7失点KO

2回も安定しなかったヤクルト・山野(左から2人目)

プロの洗礼を浴びた。ヤクルトのドラフト2位ルーキーの山野太一投手(22)が1日のDeNA戦(横浜)にプロ初登板初先発を果たしたが、1回1/3を被安打5、7失点で降板した。

立ち上がりから安定しなかった。1―0の初回二死から牧に三塁打、佐野に二塁打を浴びて同点に追いつかれると、宮崎にもタイムリー二塁打で逆転された。2回に味方が4点を奪って再びリードをもらったが、それでも落ち着かなかった。

その裏に先頭・大和に四球。一死後に代打・細川には死球、桑原にも四球を与えて満塁のピンチを背負い、関根に適時打を許してこの回1点目を失う。なおも一死満塁で同じルーキーの牧に右中間を破る二塁打を献上。3点を追加されて逆転を許したところで2番手の今野にマウンドを譲った。

前日の3月31日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた西田明央捕手(28)と20代の男性スタッフの濃厚接触者の可能性があり、グラウンドでのチーム練習に参加できなかった。濃厚接触者には該当しなかったものの、万全での登板でなかっただけに山野はベンチで唇をかみしめた。

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