【全日本】連覇狙うゼウス「大阪で恩返しを」 宮原「扱いが小さい!」 4・9春の祭典CC開幕

意気込みを語るゼウス(右)。左は宮原

全日本プロレスは1日、都内で春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」(4月9日、エディオンアリーナ大阪・第2競技場で開幕)の会見を行った。

昨年優勝で連覇を目指すゼウスは「このメンツでCCできるのが楽しみ。今年は去年と違いリーグ1つで(総当たり)9試合あってみなさんと当たれるので、すべての試合が楽しみ」と力こぶを作った。開幕が地元の大阪とあって、連覇に追い風が吹くが「大阪で開幕なのはゲンがいい。大好きな大阪でこんな時期でも応援に来て下さる方々に対して、恩返しできるように必ず勝ちたいと思います」。開幕戦は宮原健斗との対戦だが「いつも宮原選手とは熱い試合ができるので楽しみ」と不敵な笑みを浮かべた。

その宮原は、大阪でのゼウスの爆発力に警戒をしつつ「ここ1年、3冠から遠ざかってマスコミ露出も減っている」と危機感を露わにした。その上で本紙にも「最近(自分の)扱いが小さいじゃないか!」と不満を口にして「久々にハングリーな気持ちですよ。全日本はこれから弱肉強食の時代になる。だから僕は、エースを名乗るのを辞めようと思います」。エースを返上し意地を見せられるか。

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