【東京五輪】聖火リレー 菅首相の〝大阪市中止と承知〟発言 組織委は否定

組織委員会が入る東京・晴海のビル

東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)は1日、菅義偉首相(72)による大阪市内の聖火リレーの中止決定を示唆した発言を否定した。

この日、大阪府内で新型コロナウイルス特措法に基づく「まんえん防止等重点措置」の適用が決定したことを受け、菅首相は「中止されたのではないか。組織委員会と大阪の実行委員会と話し合いの結果そうなったと承知している」と発言。しかし、その後に取材対応した高谷氏は「大阪の実行委員会様と組織委員会が協議して中止を決定したという事実はありません」と否定した上で「実行委員会様とはまさにこの後、早急にかつ緊密に協議を行って、できるだけ早く対応を決定し、なるべく早く公表したいと考えている」と話した。

この日、大阪府の吉村洋文知事(45)は「大阪市内の聖火リレーは中止すべき」と発言。組織委は終日対応に追われていた。

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