武田総務相に対する不信任決議案提出もソッコー否決 迫力不足の野党は〝文春砲〟頼み

武田総務相への不信決議案はあえなく否決された

立憲民主党など野党4党は菅義偉首相(72)の長男正剛氏らをめぐる総務省幹部の接待問題を巡り、武田良太総務相(53)に対する不信任決議案を提出した。

メディアを前に「菅首相の長男の対応が国会で消極的だった武田氏は、総務省を指揮監督の資格はない」と怒りを爆発させてはみたものの、自民、公明両党などの反対多数であっさり否決。

接待問題に限らず、自公議員らによる緊急事態宣言下の飲食問題、厚労省職員23人の送別会問題など、付け入るスキはいくらでもあったはずだが、詰め切れない野党のおなじみコースがここでも発揮された形だ。

「野党は〝文春砲〟に対して各省庁からヒアリングなどをしていただけ。独自に調査し、国会で菅政権に対峙していたとは到底思えません」とは永田町関係者)

武田氏への不信任決議案を巡っても「解散・総選挙の大義になるか」と問われた自民党の二階俊博幹事長(72)に「そうした場合、直ちに解散で立ち向かうべきだという風に(菅首相に)進言したい」と応戦され、ビビりまくり。

某立民議員は「国会ルールを知らない支援者たちから『なぜ武田を辞めさせられなかったんだ!』と怒られてしまいましたよ」と頭をかく。

こんな調子で大きな支持が得られるのか。

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