沖縄コロナ93人感染 大学生9人のクラスターも確認 20市町村では時短営業スタート

 沖縄県は1日、新たに10歳未満から80代までの93人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計は9575人。宿泊施設で飲み会をした県内の大学生9人の集団感染が確認されるなど、クラスター(感染者集団)として新たに2例が追加された。クラスターの累計は141例となった。沖縄本島20市町村では1日、県が飲食店などに要請した営業時間の短縮期間が始まった。 感染拡大で入院患者は234人と増加傾向にあり、そのうち重症と中等症の患者が計100人となった。県の警戒レベル指標のうち、病床占有率は81.8%と8割を超えた。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は39.14人と、宮城県(42.66人)に次いで全国2番目に多かった。

 新たなクラスターのうち、140例目は同じ大学に通う学生10人が3月21~22日に県内を旅行中に発生。うち9人の感染が確認された。浦添市のスナックでは従業員と客の計7人の陽性が確認され、141例目のクラスターとなった。米軍関係は嘉手納基地とキャンプ・フォスターで各3人など、計9人の感染が報告された。

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