【カリフォルニア州ランチョミラージュ1日(日本時間2日)発】女子ゴルフの海外メジャー「ANAインスピレーション」初日(ミッションヒルズCC=パー72)、渋野日向子(22=サントリー)は72で回り、イーブンパーの48位発進となった。首位はパティ・タバタナキット(21=タイ)で6アンダー。
「全体に安定したゴルフができました」。フェアウエーを外したのは2回だけ、ティーショットが安定した渋野は危なげないプレーで初日を終えた。
序盤の11番パー5でバーディー先行。18番パー5は2・5メートルのバーディーパットがカップに嫌われたものの、折り返しての2番パー5では4メートルを沈めてバーディー。今季のテーマであるパー5でチャンスをつくり続けた。
一方、2つのボギーはいずれもパー3だった。17番は第1打がバンカーで目玉となり「ダブルボギーにならなくて良かった」という状況。5番は奥からのアプローチを寄せられなかった。
実は渋野は初日が大の得意。昨年から続く今季の国内ツアーでは第1ラウンドの平均スコアが2位(69・90)で一度もオーバーパーがない。スコアを伸ばすには至らなかったが、メジャーの舞台でも、そんな強さを発揮した。
2日目は午後スタートで風が強くなることが予想される。「明日も自分のやるべきことをやり通していいスコアで上がれるようにしたいです」。今年に入り、日本では風に苦しむことが多かっただけに、大事なラウンドとなりそうだ。