4月3日、4日に2年ぶりの湯田温泉白狐まつり 

▲幻想的な明かりの行列

 「白狐の湯」の伝説を持つ湯田温泉。その湧出に感謝し、白狐をモチーフにした催しなどが多数繰り広げられる「湯田温泉白狐まつり」(同実行委員会主催、TEL083-941-5379)が、2年ぶりに4月3日(土)と4日(日)の午前10時から湯田温泉街一帯で開催される。3日は午後8時までで、4日は3時半まで。

 まつりは3日午前9時半から湯田温泉神社で行われる神事で始まる。

 井上公園では両日、特設ステージでよさこい、各種ダンス、大道芸、歌や楽器演奏などが披露される。1000円のチケット購入で山口県内の日本酒が何杯でも試飲できる「酒まつり春の宴」、きつねマスク(100円・税込み)と耳としっぽで白狐に扮装できる「白狐になろう」、Go To Eatやまぐち食事券などが当たる空くじ無しの「白狐福引」など、催しがめじろ押し。湯田温泉神社では、御朱印を受けることができる。

 また、公園通りではぶちまろ食堂(両日)、ダックス広場ではクイズラリー「湯の町探検隊」(3日、先着150人)、似顔絵・漫画教室(4 日午前11時~)もある。

 両日とも、中原中也記念館は入館無料になる(要整理券)。同記念館前には「湯の町ステージ」(3日午前10時半~)が登場。14組の個人・団体が演奏を披露する。

 湯田自動車学校では、両日「YUDAモーターフェス」が初開催。ドローン飛行体験、鉄道模型の展示、パトカーやミニ白バイの撮影会、ランバイク(2~8歳対象)の試乗会などの催しがある。会場では、サイコーヒーロースタリー、西田珈琲、鴻雪園などのキッチンカーによる「珈琲キングダム」も登場する。

幻想的な白狐のたいまつ

  3日のメインイベント「白狐の宮参りたいまつ行列」は午後7時から。車両通行止めとなる湯の町街道(県道204 号線)を、子ギツネに扮した子どもと大人総勢約170 人が、たいまつを手に練り歩く。

パレード、トラック屋台も

  4日は午前9時半から午後3時半まで、湯の町街道が歩行者天国に。午前10時からのパレードでは、湯田温泉のPRキャラクターの湯田ゆう太・ゆう子、消防音楽隊や鼓笛隊などが行進。通りには「唐揚げキングダム」や、「湯の街ビール通り」などのコーナーも登場する。また、11時からは2カ所で14団体のバンド演奏がある。

 午後1時半からは、井上公園ステージで「総踊り」。ちひろ作詞・作曲で、ゆう太・ゆう子のテーマソング「湯田にKON来ん?」、Foorin「パプリカ」やAKB48「恋するフォーチュンクッキー」を「長州ハッピー・スマイル・ときめき隊」が踊る。フィナーレは3時10分からの「ちひろステージ」だ。

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 戦後、世の中が意気消沈している中で湯田温泉の旅館が「頑張っていこう」と温泉を無料開放したのがまつりの始まり。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内湯開放やお茶席など中止となった催しもあるが、「コロナに負けず頑張っていこうという思いで開催するまつり。感染対策に気を付けつつ、楽しんでほしい」と主催の同実行委員会。

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