那覇一文字でタマン6連発

 毎年3月~5月にかけて那覇一文字はタマンが数釣れることで知られる。多くのタマン釣り師がこの時期を楽しみにしている。今年1月にタマン2匹をこのポイントで釣り上げた比嘉勇斗さん。そろそろタマン“爆釣”のシーズンが始まっているのではと期待して、3月23日に1人で那覇一文字に渡った。

 まだシーズン初めとあって、数人のタマン狙いの釣り人は居たが、1月にタマン2匹を釣り上げたポイントは空いていた。シガヤーダコを餌に仕掛けを投入。最初のアタリは午後11時。アタリを知らせるブザーが鳴ったので、竿(さお)に飛びつき釣り上げてみると60センチのタマンが釣れた。狙い通りの魚が釣れ、連発を期待してすぐに仕掛けを投入した。

 午後11時半にアタリがあり、竿を手に取り、大きく竿を上げて、魚の口にがっちりと針を掛けた。驚いた魚は1匹目より強い引きで抵抗したが、主導権を与えないようにゴリ巻きで寄せると、この日最大の66.5センチ、3.91キロのタマンが釣れた。その後も1時間ごとに、午前2時まで55センチ前後の3匹がコンスタントに釣れた。仕掛けの投入から取り込み、タモ入れと1人でやったので大忙しだったが、3時ごろからはアタリがなくなった。午前5時30分に最後の1匹が釣れ、この日の釣りを終了した。

 那覇一文字のタマン釣りはこれから最盛期を迎える。(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

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