日本ハム・吉田輝星が2回7失点の大炎上 開幕からのQSは新人・伊藤のみ 苦しい台所事情

日本ハム・吉田輝星

日本ハム・吉田輝星投手(20)が2日のロッテ戦(札幌ドーム)に今季初先発。2回を投げ7失点の大炎上でまさかのKOとなった。

初回、四球と安打で一死一、二塁のピンチを背負うと、4番・安田に甘く入ったストレートをとらえられ、右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制点を献上。なお二、三塁からレアードに犠飛を許し2失点スタートとなった。

2回に入っても吉田の制球は定まらず、振り逃げと2四球で二死満塁のピンチ。ここで3番・中村に高めのストレートを左前に痛打され二者が生還。さらに中継プレーに入った三塁手・野村がサードに悪送球し、一塁走者まで生還してしまう凡ミスも重なり3点を失った。

これで気落ちしたのか、吉田にここを踏ん張れず。続く4番・安田に高めに浮いたスライダーを右翼スタンドへ運ばれジ・エンド。今季初登板は2回7失点で撃沈した。

吉田の防御率は9・00。日本ハムはこれで開幕から先発ローテーションの6投手が1度ずつ登板を終えたが、クオリティ・スタート(QS=6回以上を3自責点以内)を決めたのがドラフト1位ルーキーの伊藤大海投手(22)のみという苦しい台所事情となっている。

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