N-BOXバカ売れも納得! 収納の位置&シートアレンジが絶妙だった

今や国民車級の人気を博しているホンダ N-BOXだが、一体何がそんなにイイのか? と思っている人も少なくないハズ。実は車内、とくにシートアレンジと収納スペースが、凄まじく使いやすいのだった。そこで、今回は改めてホンダ N-BOXの便利すぎる車内をご紹介! これさえ読めば納得できますよ。

ホンダ 新型N-BOX[2020年12月マイナーチェンジモデル]

ホンダ独自の技が室内を広くする! シートアレンジの手軽さが最大のポイント

ホンダ N-BOXはとにかく車内スペースが広い! 何を今さらと思うだろうが、じつはそこにこそ人気の理由が隠されているのだ。

イメージ的には前席のお尻の下に薄く設計されたガソリンタンクがある設置されているイメージだ。車内スペースを広く確保できるメリットはあるものの、タンク容量が小さくなってしまうというデメリットも。N-BOXなどの軽自動車であれば大きな問題はないが、普通車となれば燃費はいいものの、航続距離が短くなってしまうという問題点も

というのも、今売られているホンダ小型車のほとんどのモデルにセンタータンクレイアウトという技術が採用されている。簡単にいうと、平べったいガソリンタンクをフロントシート下に配置しており、そのおかげでフロアがフラットに。そしてなにより車内スペースを有効に使えるというメリットなのだ。

手軽さがイイ! 女性でも片手で操作可能

そうは言ってもどれほど便利なのか? が購入を検討している人が一番気になるハズだ。シートアレンジの手軽さにあると筆者は考える。というのもN-BOXはどんなカタチにするにしても、片手で操作ができるのだ。

座面を上げて、ロックをかけるだけと2ステップの操作で完了!

とくに便利なのはチルトアップと名付けられたモード。後席を左右それぞれ、座面ごと大胆に跳ね上げることが出来るもので、センタータンクレイアウトのホンダ車だけの装備だ。例えば後席の片側には1名を乗せつつ、同時に大きめの荷物も載せたいときなどに重宝するモードなのである。後席を全倒しするほどではない時などにピッタリのモードである。

もっといえば掃除もライバルよりも隅々行えるのもポイントである。シートの付け根部分にまでメンテナンスが行えるので、せっかくの愛車を簡単に。そして綺麗に保てるのだ。

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こりゃ売れるわ! 絶妙な位置のカップホルダーと足もと空間が最大のポイント

続いては収納部分にフォーカスしてみよう。

まずはカップホルダーから。運転席側にはエアコン吹き出し口前とドアポケットに、助手席のドアポケットに1つ備わっている。ここまではライバルたちと同じなのだが、最大の違いは運転席と助手席の間にある引き出しタイプのカップホルダーで、この位置が絶妙なのだ。

必要な時だけカップホルダーを引き出せるのもポイントだ。飲み物以外にも鍵や小物を収納することだって可能なのだ

例えば運転席と助手席に2人乗車しているとする、喫煙者の方なら運転席側のカップホルダーに灰皿を。そして中央に位置しているカップホルダーに飲み物を、というイメージで使い勝手が抜群なのだ。

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シフトのおかげで足もとスペースは広々。運転席と助手席に手荷物を置くコトだって容易なのだ

もっと言えば足もと空間もライバルを圧倒する広さを確保している。これはシフトの位置によって大きく変わるのだが、N-BOXの場合シフトがコンパクトに収まっており、前席の乗員2人が足を広げても互いの足はまったく干渉しないほどのスペースを確保しているのだ。これ実はかなりのポイントで、大柄男性が2名乗車しても、快適に過ごせるのだ。

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とここまでN-BOXの見るべきポイントをご紹介してきたが、いかがでしょうか? シートアレンジの手軽さと収納、さらには足もとの広大なスペースなど売れるのも納得のデキなのだ。もし近々ディーラーで実車を見る機会があるならば、今回ご紹介したポイントを中心に見て欲しい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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