長崎バス250便減便 新型コロナで利用減 6日ダイヤ改正

 長崎バスを運行する長崎自動車(長崎市)は2日、路線バスの6日からのダイヤ改正を発表した。新型コロナウイルス禍に伴う利用者減少を受け、1週間で3%に当たる約250便を減らす。
 同社によると、2020年の利用者数は前年比80%台まで減少したという。減便は飯香の浦線や大浦線、溝川線などで平日73便、土曜105便、日曜祝日86便。また前田河内経由堂崎線や、道の尾温泉経由満永線など計5路線を廃止する。
 南部のココウォーク茂里町方面行き樺島線は直通から三和地域センター内にある栄上バス停で乗り継ぎ方式に変更する。日中の利用者が少ない現状での効率化策で、時間帯は平日の午前10時~午後2時(土日祝日は午後3時まで)。晴海台団地線と川原線に乗り継ぐ。栄上バス停で乗り継いだ場合、エヌタスTカード利用者は2回目の精算から100円を割り引く。
 朝夕の混雑する時間帯に、上横尾発着などで市中心部と結ぶ快速シャトルバス「プレミアムライナー」を新設。川平バイパスを経由し、停車停留所を限定し速達性を高めた。立ち席がない4列シートタイプで、料金は380~460円。車内にインターネット環境を整備する。詳細は同社ホームページで確認できる。


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