「またか」「いたちごっこ」京都の時短再要請決定、街中に嘆き 飲食店に狙い絞った対策、疑問の声も

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花見シーズンの週末でにぎわう木屋町通。飲食店などは週明けから再び時短営業が要請される(2日夜、京都市中京区)

 新型コロナウイルス感染者の急増を受けて京都府が再び飲食店などへの営業時間短縮要請を決めた2日、対象となる店や市民からは「またか」という声が上がった。飲食店に狙いを絞った対策に、効果を疑問視する見方も広がった。

 京都市下京区の木屋町通沿いで立ち飲み店を営む男性(40)は「正直、『またか』という感じ」と嘆いた。「協力金を出すからと言われても、時短営業となるとアルバイトの生活や仕入れ先との関係など経営者として考えることは多い」と漏らす。

 高瀬川沿いで夜桜を見ていた会社役員(63)=中京区=は「感染者が増えていたので予想はしていたが、飲食店だけが原因ではないと思う。マスクをしてない人とか個人に向けた対策を取らないと、結局いたちごっこになるのでは」と疑問を呈した。

 京都市内にある職場から帰宅途中の宇治市の会社員(49)は「京都市とは人の行き来が多いので、(府南部を)時短要請に含める意味はある」としつつ、「飲食店だけが感染拡大の原因ではない。時短要請を繰り返しても、感染の状況は大きく変わらないのでは」と懐疑的だ。

 向日市の飲食店店主(36)は「経営面は苦しいが、営業時間をその都度変えていてはお客さんが振り回される」と話し、先月に時短要請が解除されて以降も午後8時までの時短営業を続けてきた。コロナ感染は長期化すると予想しての対応といい、再要請については「制限がある中でもできることを前向きに考えていくしかない」と冷静に受け止めていた。