「校則見直しを」 長崎県教委に要望書 新日本婦人の会県本部

 理不尽な規制を児童・生徒に強いる「ブラック校則」が全国で問題となる中、新日本婦人の会県本部(西本寛子会長)はこのほど、県教委に「児童・生徒の健康と学習権を守るための要望書」を提出した。学校が下着の色まで指定することは児童・生徒の人権を侵害するとし、県立高校と県内中学校の校則を見直すよう求めた。
 県教委は、下着の色の指定について「中高生の服装が華美にならないよう各学校の判断で規定しており、色の指定そのものが人権を侵害するものではないと認識している」と説明。
 一方で、色の指定による確認行為では人権に十分配慮する必要があると指摘。各学校が校則全般についての見直しを進められるよう、校長会や生徒指導部会などと連携を図っていきたいとした。

© 株式会社長崎新聞社