2日(日本時間3日)の米プロバスケットNBAでトロント・ラプターズはゴールデンステート・ウォリアーズに130―77で大勝した。渡辺雄太(26)は13分28秒の出場で、6得点とチームトップの8リバウンドを記録した。53点差の勝利。第3クオーター(Q)の46得点はいずれもラプターズのチーム記録となった。
渡辺に出番が来たのは107―54とリードした第3Qの残り1分18秒だった。
そして見せ場を作ったのは第4Qに入ってから。まずは開始直後にアーロン・べインズ(34)のシュートをアシストすると、残り10分2秒にはドライブからウォリアーズのエリック・パスカル(24)にうまく体を当てながらシュートを決める。
さらに9分35秒には自身が外したシュートのリバウンドを拾い、ディフェンス2人に囲まれながらも力強くシュートを決めた。
ところがこのプレーの審判の判定は「渡辺のオフェンスファウル」。これには地元トロントのテレビの実況が「渡辺のハッスルプレーだ」。
さらには「どこがオフェンスファウルなんだ!」と2度繰り返して憤るほどの好プレーだった。
5分38秒にはドライブからのシュートを外すものの、リバウンドを取ると空中でそのままタップして得点。残り48秒には速攻からのダンクでこの日のラプターズ最後の得点を決める。
ウォリアーズはステフィン・カリー(33)、ドレイモンド・グリーン(31)らの主力を欠き、渡辺は大勢が決まった後の出場だったとはいえ、3月13日のシャーロット・ホーネッツ戦以来の10分超のプレーでアピール。次戦となる5日(日本時間6日)のワシントン・ウィザーズ戦で八村塁(23)との対決が注目される。