C・ロナウドが投げ捨てた腕章が832万円で落札。難病男児の支援金へ

832万円で落札されたC・ロナウドの腕章(ロイター)

イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)が投げ捨てたキャプテンマークがオークションにかけられ、6万4000ユーロ(約832万円)で落札されたと、英「BBC」など各メディアが伝えた。

3月27日のカタールW杯欧州予選セルビア戦に出場したポルトガル代表主将のC・ロナウドは同点で迎えた試合終盤に勝ち越しゴールを決めたに思われたが、主審の判定はノーゴール。これに激怒した主将は猛抗議したうえで、キャプテンマークをピッチに投げつけ、そのままロッカーに引き上げた。

C・ロナウドの行動はサッカー界に多くの波紋を広げている一方、当時スタジアムにいた消防士がそのキャプテンマークを拾い上げ、慈善団体に寄付。脊髄性筋萎縮症を患う生後6か月の男児を救う費用にするため、3日間のチャリティーオークションにかけられていたが、同メディアは6万4000ユーロ(約832万円)で落札されたと報じた。

男児の母親はBBCに「私たちのことさえ知らない人がキャプテンマークをオークションにかけて、子供を助けてくれることは信じられませんでした」とコメントしているという。

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