新人の活躍でWソックス勝利 大谷は9回裏に今季1号

【ホワイトソックス12-8エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ホワイトソックスは先発のダラス・カイケルがアルバート・プーホルスに1号3ランを浴びるなど、4回0/3を投げて6失点(自責点3)と崩れたものの、投打に新人が活躍。エンゼルス投手陣を攻略し、12対8で勝利を収めた。エンゼルスの大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、6点ビハインドの9回裏に1号2ランを放って5打数1安打2打点。登板前日の明日もDHでのスタメン出場する予定となっているようだ。

ホワイトソックスの「投」のヒーローとなったのは新人右腕のマイケル・コペック。トミー・ジョン手術を経て、2018年以来となるメジャーのマウンドに上がり、最速99.4マイル(約160キロ)の速球を武器に2イニングを3奪三振、無失点に抑えた。ホワイトソックスのトニー・ラルーサ新監督はカージナルスで最後に監督を務めた2011年以来となる勝利を記録。監督通算2729勝目は、ホワイトソックスの監督としては1986年以来35年ぶりの白星となった。

一方、「打」のヒーローは新人捕手のジェルミン・メルセデス。この日は「8番・DH」でメジャー初のスタメン出場となり、二塁打1本を含む5打数5安打4打点の大暴れを見せた。メジャー初スタメンでの5打数5安打は1900年以降の現代野球では史上初の快挙である(5安打は史上2人目=1933年にセネタースのセシル・トラビスが7打数5安打)。ホワイトソックスはコペックが1勝目(0敗)、リアム・ヘンドリックスが大谷に被弾しながらも1セーブ目を記録。エンゼルス先発のアンドリュー・ヒーニーは4回途中7失点で1敗目(0勝)を喫した。

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