巨人・戸郷の20歳最終登板は8回2失点 2勝目逃すも原監督は「ナイスピッチング」

20歳最後の日を勝利で飾れなかった巨人・戸郷

巨人の3年目右腕・戸郷翔征投手(20)が3日のヤクルト戦(東京ドーム)で、8回を5安打、2失点と粘投するも、主砲・村上の一発を悔やんだ。

初回、二死三塁のピンチに、戸郷は村上への初球、150キロの高め直球を捉えられた。打球はバルコニー席に飛び込む特大の4号2ランとなったが、それでも気持ちを切らず徐々に調子を上げると、8回まで追加点を許すことはなかった。チームは9回、土壇場で同点に追いつき辛くも引き分け。戸郷に勝ち負けはつかなかった。

原監督は「(戸郷は)ナイスピッチングですよ。立ち上がりは難しいしね。まあ、バッターがちょっと上回ったというところはあるでしょう。でも、その後、すごく粘り強く放ったと思いますね」と合格点を与えた。

試合後、戸郷は「初回のホームランがなければ良い試合になっていた。でも2失点で8回投げられたのは良かった」と振り返ったが、村上には2安打2四球と1打席も抑えられなかったのは今後の課題だろう。

翌4日に21歳の誕生日を迎える若武者もこれには「(村上への結果球は)ボール球でも強い球を投げようと思った。日頃のツメの甘さが出たかな」と反省しきりだった。

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