木村大作監督も撮影に参加 瀧内公美主演「裏アカ」舞台あいさつ

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SNSの裏アカウントで出会った年下の男性と関係を持つ女性を描いた映画「裏アカ」の公開記念舞台挨拶が4月2日に都内で実施され、主演の瀧内公美と加藤卓哉監督が登壇した。

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015で準グランプリを受賞し長編監督デビュー作となった本作は、昨年劇場公開の予定だったがコロナ禍の影響で延期となっていた。ようやく公開された本作について加藤監督は、「2015年に撮った作品である本作ですが、デビュー作でもあるので昔の友達とか俳優さんとかが連絡をくれたり劇場にきてくださったりして、初めて今日は感謝する日なんだなと感じました」と、感無量な様子を見せた。

出演を決めた理由について聞かれた瀧内は、「真知子のキャラクターは自分自身とかけ離れていたし、SNSを活用していない人間だったのですが、監督ご一緒してみたいと言ってくれたこと、オリジナル脚本であったことなどもあり挑戦させていただきました。」と明かした。また、撮影で印象に残っていることについて瀧内は「監督と沢山ディスカッションしたことですね。撮影時間は13日間だったのですが、準備期間の方が長かったので監督と過ごした時間がすべて濃厚でした」と振り返った。

居酒屋のシーンが思い出深かったという2人。瀧内が「木村大作さんがカメラを撮ってくださったシーンでもありました。途中からいろんな激が飛んで、誰が監督がわからなくなるくらいでしたね(笑)」と話すと、加藤監督も続けて「木村さんはいつもしゃべらない人なのですが、現場に入って調子も上がってきて、神尾くんにも『こっちを見て演技して!』」とか言い始めて。神尾くんもびっくりしてましたね(笑)」と話し、会場を笑いの渦に包んでいた。

「裏アカ」は、SNSの裏アカウントで出会った年下の男性と恋に落ちる女性を描いた作品。「火口のふたり」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞した瀧内公美が主人公の真知子を演じ、神尾楓珠が真知子と関係を持つ年下の男性・ゆーとを演じている。

【作品情報】
裏アカ
2021年4月2日(金)新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
配給:アークエンタテインメント
©2020映画『裏アカ』製作委員会

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