【J1】代表でのうっぷん晴らし! 三笘の2発で川崎首位キープ「悔しい思いあった」

2ゴールを決めた三笘

J1川崎は3日、ホームで大分と対戦し、U―24日本代表MF三笘薫(22)の2ゴールで2―0で勝利し、首位の座をキープした。

序盤から主導権を握った川崎は、前半39分にFKのチャンスからゴール前でこぼれたボールに三笘が素早く反応。DFの間をかいくぐり、しっかりと体を倒し、たたきつけるボレーで先制弾をマーク。後半21分には相手DFのミスを狙ってボールを奪うと、そのままゴールに流し込んだ。

三笘は3月22日から東京五輪に臨むU―24日本代表メンバーとしてとして、同アルゼンチン代表との2連戦を戦ったが、本来のパフォーマンスを発揮できなかったという。「悔しい思いがあったのでJリーグで結果を出すしかないと思ってやってました」と話し、Jの舞台でうっぷんを晴らした。

鬼木達監督(46)は三笘について「気負い過ぎず、自分も人も使えている。(相手を)引き付けた中で味方も使えるのは彼のいいところ」と語り、持ち味のドリブルとチームメートとの連係でゴール前に仕掛けていく両面のバランスを評価していた。

ルーキーイヤーの昨季13ゴールを記録した三笘は3得点目で今季初の複数得点で開幕から8試合負けなしの首位キープに貢献。リーグ連覇と今夏の東京五輪に向けてさらなら成長を見せてくれそうだ。

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