野菜の色で選べば簡単!「お悩み別」スムージーの作り方

おはようございます。フードスタイリストの河合真由子です。

暖かくなり、のどごしのよいスムージーが美味しい季節となりました。手軽に作れて便利なスムージーですが、中にいれる野菜や果物の組み合わせ次第で味も見た目も大きく変わってきます。

今日は、見た目の良さはもちろん体のことも考えた、お手軽スムージーの作り方やコツをご紹介します。

野菜の色で選べば簡単!「お悩み別」スムージー

野菜=体にいいというイメージが定着していますが、なぜ体にいいといわれるかご存じですか?

実は緑黄色野菜に含まれる色素には、それぞれ特有の機能が存在しています。野菜に含まれる機能性成分フィトケミカルは、野菜や果物などの植物性食品にごく微量に含まれる色素・辛味・香りの成分で、強い抗酸化作用があることから注目が高まっています。

ここでは「野菜や果物の色」別に、含まれるフィトケミカルと期待される効果・効能をご紹介します。

緑色

ほうれん草、小松菜など緑の野菜はクロロフィルという色素が元となっています。クロロフィルに期待される効果は抗酸化作用、コレステロール値の調整です。

(代表的な食べ物:ほうれん草、ブロッコリー、小松菜、グリーンキウイフルーツ)

赤色

トマトなどの赤色の野菜にはリコピンという色素が含まれており、強い抗酸化作用が期待されています。

いちごの赤は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素が元となっています。アントシアニンは抗酸化作用の他に肝機能の強化や視力低下を防ぐ働きが期待されています。りんごの皮の赤色もこのアントシアニンがもととなっています。

そして赤パプリカの赤色は、カプサンチンと呼ばれる色素によるもの。リコピン同様の抗酸化作用で動脈硬化の予防も期待されています。

オレンジ色

かぼちゃや人参のオレンジは、βカロチンによるもの。抗酸化力が強く、熱に強く油と一緒に摂取することで吸収率も高まります。

以上のように「野菜の色」に注目して、それぞれに期待される効果から今の自分に必要な野菜や果物を選べば…自分の体に合うオリジナルマイスムージーがつくれますよ。

おいしくて見た目も良いスムージーを作るコツ

野菜単体だけを混ぜるだけではおいしいスムージーには仕上がりません。また、スムージーは味だけでなく見た目の色も楽しめると、食欲も増します。

おいしくて見た目も良いスムージーを作るには?

1. 葉物野菜などの味が単調なもの、苦味が気になるものは、フルーツやはちみつなどの甘みを加える
2. 同系色の色同士を混ぜる
(味がおいしくても、見た目の色がイマイチだとテンションも下がってしまいます。メインにつかう食材の色を一つ決め、同系色の色でまとめると失敗しにくいですよ。例えば、小松菜+キウイフルーツ+パセリ+グレープフルーツなど)
3. 味にコクとまろやかさを足したければ、ミルクを足す
(全体に味が単調だったり、逆にとがった印象になってしまったときは、牛乳、豆乳、アーモンドミルクなどのミルク類を足すとコクとまろやかさがうまれ、味にまとまりがでます。野菜のエグみもミルクのクリーミーな舌触りで気にならなくなります)
4. 時間があるときは、__スムージー同士を重ねる
__(二層にすることで、見た目力がさらにアップして食欲そそる一品に!)

いかがでしたか?

野菜やフルーツをたっぷりとれるスムージーは、時間のない朝でもぱっとつくれるメニュー。マンネリにならず、おいしく、見た目よく仕上げるには、組み合わせる食材の色に注意し、くせのある野菜には甘みのあるフルーツなどを合わせることがポイントです。

また、野菜や果物に含まれるフィトケミカルに注目してお悩み別に食材を選べば、さらにカラダにも嬉しい一品になりますよ。

春の朝に、ぜひ、目も喉も体も喜ぶスムージーを試してみてください。

フードスタイリスト 河合 真由子

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