マーリンズ有望株が大ハッスル 筒香は3戦連続無安打

【レイズ7-12マーリンズ】@ローンデポ・パーク

マーリンズは2点リードの5回表に4点を失い、レイズに逆転を許したものの、5回裏に2点を奪ってすぐさま同点。7回裏と8回裏にはレイズ救援陣から3点ずつを奪い、12対7でレイズを破って今季初勝利をマークした。レイズの筒香嘉智は5回表に先発リッチ・ヒルの代打として登場。メジャー移籍後初の送りバントを決めて逆転をお膳立てしたが、その後はファーストゴロとセンターフライに終わり、開幕3試合で8打数無安打となった。

逆転勝利を収めたマーリンズでは、有望株ジャズ・チザムJr.のスピードが光った。4回裏の第2打席で四球を選んで出塁すると、ヒルのモーションを盗んで二盗、三盗を決め、新人内野手の大ハッスルにベンチは大盛り上がり。そして、チャド・ウォラックの浅いライトフライでタッチアップして生還し、4点目のホームを踏んだ。4打数無安打に終わったものの、チザムJr.の大ハッスルがチームを勢いに乗せたのは間違いない。

一方、敗れたレイズは登板した5投手のうち4人が失点するなど苦しい展開に。先発のヒルは4回4失点と試合を作れず、2番手クリス・アーチャーも2回4失点(自責点3)。後続の投手も踏ん張れず、失点を重ねた。マーリンズ5番手のリチャード・ブライアーが7回表の1イニングをパーフェクトに抑え、1勝目(0敗)をマーク。古巣レイズに復帰し、2年ぶりのメジャーでの登板(昨季は胸郭出口症候群の手術で全休)となったアーチャーが1敗目(0勝)を喫した。

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