エイベックス松浦勝人「ビジネスの競争とは、命のやり取りをする戦争だ」と語るGOETHE5月号公開!

毎月GOETHEで好評連載中の松浦勝人「素人目線」

本日公開されたGOETHE5月号 WEBでは、「ビジネスの競争とは、命のやり取りをする戦争だ」ということについて語っている。

「エイベックスでもアスリートのマネジメント事業をしているけど、なかなか難しい。僕たちは芸能面での支援はできるけど、スポーツ面での支援はできないので、引退後ならまだしも、現役時代にあまりお役に立てることがない。CM出演のオファーの話を持っていくぐらい。でも、それもなかなか難しい。アスリートにすれば、試合やトレーニングが最優先なのだから、オファーを断るのも理解できる。

その関係で、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有選手と親交がある。日本ハムに入団した頃、エイベックスとマネジメント契約を結んだので、試合を何度か見にいっている。一昨年には、シカゴに彼の登板試合も見にいった。

日ハム時代の若いダルビッシュ有しか知らなかったから、あまりにも大人になっていることに驚いた。人への気遣いが上手だし、丁重にもてなしてくれる。僕は疲れて行けなかったけど、他のメンバーを本拠地の球場であるリグレー・フィールドの見学に連れていってくれて、フィールドの中でキャッチボールの相手もしてくれたという。その話を聞いて、やっぱり行けばよかったと後悔した。もう「ダルビッシュ有と知り合いです」と僕なんかが言うのがおこがましいほど、ワールドクラスのアスリートになっていたし、人格的にも素晴らしい大人になっていた。

僕自身、スポーツはあまりやらない。勝ち負けがはっきりとつくものはあまり好きになれない。20代の頃にゴルフをやってみたけど、負けると気分が悪くなってしまう。それが嫌で長続きしなかった。相手に腹が立つのではなく、ふがいない自分に腹が立つ。じゃあ、負けないように練習をするかというと、それも違う。勝つためには莫大なエネルギーを注ぎこまなければならない。僕は仕事にすべてを注ぎこんできたので、もう余力が残っていない。だから、スポーツはあまりやらなくなる。」

勝ち負けがはっきりするスポーツは、エネルギーを使うからあまりやらなくなった。なぜなら、ビジネス上の競争は戦争で、全身全霊のエネルギーを注ぎ込むからだという。仕事への想いはGOETHE WEBはこちらから。

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