虎のゴリラーマン・陽川が渾身の勝ち越し打 ここぞの場面で存在感アピール

勝ち越しタイムリーヒットを放つ陽川

阪神・陽川尚将内野手が4日の中日戦(京セラドーム)に「6番・右翼」として先発出場。1―1と同点で迎えた6回二死一、二塁の場面で左前への適時打をマークした。

ドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(22)が今季初めてスタメンを外れたことで、チャンスをつかんだ虎のゴリラーマン。第1、第2打席こそ三振に倒れたが、ここぞのチャンスで見事に三遊間を割る勝ち越し打。存在感を力強くアピールした。

4回の第2打席では高々と打ち上げたボールがドームの天井部分に引っ掛かり、グラウンドに落ちてこなくなる一幕も(判定はファウル扱い)。多くの虎党から愛される怪力ゴリラ男は乾坤一擲の一打を「打ったのはカーブ。初回と同じチャンスの場面で、初回(二死一、二塁のチャンスでは)は打つことができずに悔しい思いをしていたので、絶対に打ち返したいと思っていました。勝ち越すことができて良かったです」と球団を通じコメントした。

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