中須賀克行が開幕2連勝。雨による赤旗で渡辺一樹は惜しくも2位/全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000レース2

 4月4日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた2021年の全日本ロードレース選手権開幕戦もてぎのJSB1000クラス レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。

 朝から時々雨粒が落ちてくるという不安定な天気に見舞われた決勝日。JSB1000クラスのレース2はドライ宣言下でスタートした。

 7周目。亀井が清成を捕らえて3番手に浮上。清成は4番手に後退したものの集団から離れることなく4台はコンマ1秒からコンマ3秒の差を保ったままで周回を重ねる。

 13周目、ダウンヒルストレートで渡辺、中須賀、亀井が横一線に並ぶシーンが見られたが、結局は渡辺、中須賀、亀井、清成の順に戻る。

清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2

 そして、16周目に清成がマシントラブルでスローダウン。そのままピットロードに向かいリタイアした。

 バックマーカーの出現で亀井がトップ2台と離され、単独3番手走行に移行。これで渡辺と中須賀の一騎打ちとなった。18周目、ついに中須賀がトップに浮上。

3位争いを演じる濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、加賀山就臣(Team KAGAYAMA)/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2

 19周目には3番手を走行する亀井のマシンが2コーナー付近で止まってしまった。これで濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)と加賀山就臣(Team KAGAYAMA)の争いが3位争いに繰り上がる。

終盤にトップに浮上した中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2

 ここで雨が降ってきたことを示すレッドクロス旗が出される。その後、トップが21周目を完了したところで赤旗が掲示され、20周終了時点の順位でレース成立。

 それにより中須賀が開幕戦ダブルウインを達成。渡辺がダブル表彰台、3位争いは濱原に軍配が挙がった。

表彰台に上る1位の中須賀克行、2位の渡辺一樹、3位の濱原颯道/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2
表彰台を獲得した中須賀克行、渡辺一樹、濱原颯道/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2
オープニングラップのトップ争い/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2
2周目に首位を走行する渡辺一樹(YOSHIMURA SERT MOTUL)/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース2

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