競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は4日、東京アクアティクスセンターで行われ、女子400メートル自由形を制した湘南工大付高出身の小堀倭加(20)=セントラル戸塚、日大3年=、男子100メートル平泳ぎで連覇を飾った慶応高出身の佐藤翔馬(20)=東京SC、慶大3年=がいずれも初の代表入りを決めた。
小堀は決勝で日本水泳連盟が定める派遣標準記録を上回る4分6秒34をマーク。佐藤は59秒30で個人種目での標準突破はならなかったものの、400メートルメドレーリレーの選考基準を満たした。
小堀は「苦しかったし、途中諦めかけた時期もあったが、最初の種目の400メートルで突破できてすごくうれしい」と話した。
白血病からの完全復活を目指す競泳の池江璃花子(20)=ルネサンス=も女子100メートルバタフライで優勝。個人種目の派遣標準記録は破れなかったが、400メートルメドレーリレーの選考基準を満たし、五輪代表に決まった。