22歳の佐藤健と「心中するつもりで」 「るろうに剣心」大友監督、1作目公開時を振り返る

「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」の写真をもっと見る

映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」の公開を前に、シリーズ全作のメガホンを取った大友啓史監督によるトークショーが、2日に都内で実施された。今回のイベントでは、シリーズ1作目「るろうに剣心」と最新作「るろうに剣心 最終章 The Final」が二本立てで上映され、大友監督は「るろうに剣心」と「最終章 The Final」上映の間に登壇した。

拍手を受けて登壇した大友監督は、「初めて皆さんにThe Finalを観ていただくことに緊張しております(笑) オンラインイベントでも言ったんですが、この作品をお客様に観ていただくことに恋焦がれてるんです。皆さんがこの映画をどう受け止めてくださるのかドキドキしつつ、こういう状況の中でこうして集まっていただいたことに感謝しております」と、あいさつをした。

「1作品目が公開された当時、ここまでのビックプロジェクトになることを予感していましたか?」という質問に大友監督は、「スタートしたときはフリーになって1作品目だったんですよ。なのでとにかく1本目を良い形で着地させることしか考えてなかったので、先の事は全く考えて無かったです。今でこそ佐藤健くんは佐藤健くんだけど、あの頃は大抜擢でしたし、22歳の若者とある意味僕は心中するつもりで会社を辞めて、一人でも多くの方に見ていただけるように走り回っていましたね」と当時を振り返った。

さらに大友監督は、ともにシリーズを重ねていった佐藤健をはじめとする多くのキャストやメインスタッフについて、ONE OK ROCKの主題歌などについて語った。

最後に大友監督は、「多くの方に見ていただけることが本当にうれしいです。撮影で7か月間、シリーズでいえば10年間、その最後をちゃんと着地させたいなと思いここまでやってきました。、エンターテインメント作品として皆さんの心に残る作品になっているといいなと思いますし、応援していただけると嬉しいです。楽しんでください!」とあいさつし、イベントを締めくくった。

【作品情報】
るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning
The Final 2021年4月23日(金)/The Beginning 2021年6月4日(金) 2部作連続ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

© 合同会社シングルライン