〔諏訪之瀬島〕噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き下げ(4/5)

福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は、5日11:00、鹿児島県の諏訪之瀬島に発表していた噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
同気象台によると、諏訪之瀬島の御岳火口では、1日以降、噴火により火口から1km付近まで飛散する大きな噴石は観測されていません。また、傾斜計による地殻変動データに、大きな変化はみられていません。これらのことから、御岳火口から1kmを超え、概ね2km以内の範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低いとしています。しかしながら、噴火活動は継続しているため、引き続き警戒が必要です。

■防災上の警戒・注意事項
【警戒】
・御岳火口から概ね1km:噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石
【注意】
・風下側:降灰、風の影響を受ける小さな噴石

■対象市町村
・鹿児島県:十島村

◆用語解説
・噴火警戒レベル
 火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる。
・レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
・レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。【現在の諏訪之瀬島の噴火警戒レベル】
●レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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