「どんどん遅くなっていった」とマクラーレンF1のリカルド。不可解なペース不足はガスリーとの接触が原因

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 マクラーレンは、F1バーレーンGP決勝後、ダニエル・リカルド車を調べた結果、フロアがダメージを負っていたことが分かったと明かした。それによりかなりのダウンフォースが失われていたとマクラーレンは考えている。

 4周目のセーフティカー後のリスタート時、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがリカルドのマシンのリヤに接触した。この際にマクラーレンのフロアが損傷したという。

 ガスリーはこの接触によりフロントウイングが壊れ、ピットストップを余儀なくされたが、リカルドは走行を続けた。最終的に7位でフィニッシュラインを通過したものの、4位入賞を果たしたチームメイトのランド・ノリスとは、約20秒の差があった。

2021年F1第1戦バーレーンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、接触でフロントウイングを破損

 フロアにダメージがあることが確認される前の時点で、リカルドは、ペースが相対的に欠けていたのは、マシンに何らかの問題があったせいではないかと疑っていた。

「レースが進むにつれて、遅くなるように感じた」とリカルドは語った。

「ソフトタイヤでの最初のスティントではランドとシャルル(・ルクレール)に大体はついていけた。でもその後、ミディアムタイヤに換えたら、彼らに少し離され、ハードタイヤに換えてからは、さらに離されてしまったようだ。レースが進むにつれて、何かが劣化しているように感じた」

「ダメージが見つかるといいな。そうすればそれがペース不足の原因のひとつになるだろうから」

 後に、マクラーレンF1のチーム代表アンドレアス・ザイドルは、リカルドのMCL35Mには、ガスリーとの接触による損傷があったと確認した。

「レース後に、我々はダニエルのフロアが損傷しているのを発見した。レース序盤にピエールがマシン後部に接触した影響によるものだ」とザイドルは説明した。

「かなりのダウンフォース量が失われるレベルのダメージだった。パフォーマンス低下にもかかわらず、ダニエルは経験によって問題に対処し、チームのために重要なポイントを獲得した」

「我々チームは、すでに前を見据え、次のレースを楽しみにしている」