ハーランドがレアルに同胞の復帰を要求

ハーランド(ロイター)

今夏の移籍市場で大きな注目を集めるドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)が、スペイン1部レアル・マドリードに仰天要求を突きつけた。

ハーランドを巡ってはビッグクラブによる大争奪戦が繰り広げられているが、有力候補とされるRマドリードに対してハーランド側は入団の条件として盟友の復帰を求めたようだ。

スペインのラジオ局「オンダセロ」は「ハーランドは来季のベルナベウで、ノルウェー代表のチームメートであるMFマルティン・ウーデゴール(22=アーセナル)とロッカールームを共有することを望んでいる。Rマドリードが獲得争いに勝ちたいのであれば、ウーデゴールを維持する必要がある」と指摘した。

ウーデゴールはレンタル先での武者修行を経て今季Rマドリードに復帰したが、ジネディーヌ・ジダン監督(48)からの信頼を勝ち取ることができず1月にアーセナルへ今季終了まで期限付き移籍した。

アーセナルは完全移籍を希望している一方で、ハーランドは同じノルウェーの同胞で兄貴分と慕うウーデゴールとRマドリードで共演することを熱望。先輩の復帰を入団の条件としてしているというのだ。

英紙「デーリースター」も「白い巨人(Rマドリードの愛称)がバルセロナやマンチェスター(ユナイテッドとシティー)のようなクラブを打ち負かしたいのであれば、ハーランドの仲間であるノルウェー人の復帰が契約を結ぶために必要だろう」と報じている。

神童と呼ばれるウーデゴールの存在が、怪物ストライカーの去就のカギを握りそうだ。

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