宮古島の殺人事件 息子なお行方つかめず 被害男性とトラブルか 周辺の小中学校でも捜索

 3日午前1時ごろ、宮古島市平良下里の民家でこの家に暮らす61歳の男性が胸などを刺され殺害された事件で、重要参考人で行方不明となっている息子(39)が過去に家族内で暴力を振るっていたことが5日、関係者への取材で分かった。息子は事件発生前に飲酒しており、何らかの原因で被害男性とトラブルになった可能性があるという。

 宮古島署は5日、現場付近の小、中学校を30人態勢で捜索した。教職員も加わり、校舎内やグラウンドなどを点検した。同小では8日に入学式を予定する。署員らは入学式の準備が進む体育館も念入りに捜索したが、有力な手掛かりの発見には至っていないという。

 宮古島市では7日から順次、市内小中学校で新学期が始まる。発生から2日が経過したが捜査に進展が見られず、保護者からは「通学が心配だ」などと不安の声も上がる。

 市教育委員会は5日、市内全幼小中学校に文書で不審者対策の強化を通達した。児童・生徒の送迎を保護者に依頼することや出入り口の施錠徹底、校内巡視の強化を求めた。

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