舛添要一氏 北朝鮮の東京五輪不参加表明に「経済破綻で五輪に割けるカネはない」

舛添氏

元厚労相、元東京都知事の国際政治学者・舛添要一氏(72)が6日、ツイッターを更新。東京五輪への不参加を表明した北朝鮮に「経済破綻で五輪に割けるカネはないのだろう」と指摘した。

舛添氏は「韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が東京五輪に参加しないことを決定したと報じている。世界的コロナ流行から選手を守るためという」と切り出すと「平壌の外交官が逃げ出すくらいに物資不足で経済破綻状態の北朝鮮である。核兵器開発も継続しているので、とにかく五輪に割けるカネはないのだろう」と推測。「韓国がどう反応するか」と付け加えた。

北朝鮮はコロナ禍で深刻な生活物資不足が起きており、多くの外国人が帰国。平壌駐在の外交官もほとんどが国外に脱出しているといわれ、現在は数か国の大使しか残っていないとみられる。

親玉の中国に端を発したコロナで経済をズタボロにされ、隣国に選手の派遣すらできなくなったが、対外的な体裁をつくろうため「コロナから選手を守る」という大義名分を掲げた。国際政治学として、舛添氏はそう分析したようだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社