パドレス・タティスJr.が左肩亜脱臼 空振り三振で負傷して交代

日本時間4月6日、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)はジャイアンツ戦の3回裏、第2打席でアンソニー・ディスクラファーニが投じたナックルカーブを強振して空振り三振に倒れた際、左肩を負傷。スイング直後、グラウンドにうずくまり、ベンチへ退いて4回表の守備から金河成(キム・ハソン)と交代した。球団の発表によると、タティスJr.は左肩の亜脱臼で負傷交代したという。スター遊撃手の離脱はパドレスにとって大きな痛手となりそうだ。

球界を代表するスーパースターへと成長することを期待されているタティスJr.は現在22歳。メジャー最初の2シーズンで143試合に出場し、打率.301、39本塁打、98打点、27盗塁、OPS.956をマークした。今季は開幕戦で1安打を放ったあと、2試合連続無安打に終わったが、日本時間4月5日のダイヤモンドバックス戦、3点ビハインドの9回裏に1号ソロ。今日の試合には「2番・遊撃」でスタメン出場していた。

タティスJr.はこれまでのキャリアのなかでも左肩の痛みに悩まされる場面が目立ち、今年のオープン戦でもヘッドスライディングした際に左肩を痛め、試合を欠場したことがあった(このときは軽症で2日後に復帰)。また、マイナー時代の2018年に左手親指を骨折、メジャーデビューした2019年にはハムストリングや背中を痛めるなど、故障の多い選手でもある。

パドレスは今年2月にタティスJr.と14年総額3億4000万ドルという超大型契約を締結。球団の現在、そして将来を担うスーパースターとしてタティスJr.に大きな期待をかけていた。地区8連覇中かつ昨季王者のドジャースの牙城を崩すにはタティスJr.の活躍が必要不可欠であり、タティスJr.の故障離脱がパドレスにとって大ダメージとなることは間違いない。明日、再検査が行われる予定となっており、復帰予定時期などの詳細は現時点では不明。もし長期離脱となれば、空席となる遊撃にはキムが起用されることになるだろう。

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