美しいまま保存された遺体に手伸ばす芳根京子 不穏に見つめ合う岡田将生と寺島しのぶ 「Arc」場面写真

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芳根京子が主演する石川慶監督の映画「Arc アーク」(6月25日公開)から、新たな場面写真が公開された。

公開された場面写真は、リナ(芳根京子)が19歳で人生の師となるエマ(寺島しのぶ)と出会い、プラスティネーションにより美しい状態で保存された遺体「ボディワークス」に初めて触れようとするシーンや、30歳のリナが最愛の人となる天才科学者・天音(岡田将生)と世間に不老化技術の完成を発表する時を迎え、緊張した面持ちでお互いの気持ちを確かめ合うように見つめ合うシーンなどが切り取られている。姉弟でありながら相反する研究に没頭し、異なる道を進むエマと天音が不穏な表情で向き合うシーンや、役柄不明の小林薫が風吹ジュンの車椅子を押すショットもある。

芳根京子演じるリナは、人類で初めて不老化処置を受けて30歳の若々しい体のままに永遠の命を得た女性。見た目の変化なしで年月の流れを表現しなければならない難役に、芳根は「今の私ではまだこの役の人間的な深みを表現するのは難しいのではないか」と感じ、監督にその気持ちを伝えたという。そんな芳根に対し、本作のメガホンをとった石川慶監督は「自分の中では、絶対に出来るという確信がありました」「過去にご一緒した時に、大ベテランの共演者たちに食らいついて行く迫力を見せてくれて、鮮烈な印象を残しましたので。今回はベテランの方たちが脇を固めることによって、さらに力を発揮してくれるに違いないと思っていました。結果、本当にそうなりましたね!」と語っている。

「Arc アーク」は、SF作家ケン・リュウの短編小説「円弧」を映画化した作品。近未来を舞台に、最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きた姿のまま保存する施術(プラスティネーション)を仕事とするリナ。師エマの弟・天音が完成させた技術によって、リナは人類初となる「不老不死」の女性となり、30歳の姿のままで永遠の人生を生きていくことになる。芳根京子が主人公のリナを演じるほか、リナの師であるエマ役に、寺島しのぶ。エマの弟で不老不死を実現する天才科学者である天音役に、岡田将生。さらに、物語の重要なカギを握る役を、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫のベテランが務める。

【作品情報】
Arc アーク
2021年6月25日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2021映画『Arc』製作委員会

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